診療案内マイクロペリオ(G-SAF)
Micro-Perio
マイクロペリオ(G-SAF) ―
マイクロスコープを用いた
歯周組織再生療法
G-SAFとは?
G-SAF(ジーサーフ:Gingival Sulcus Access Flap Micro Surgery)とは、顕微鏡治療の第一人者である秋山勝彦先生が開発された治療法です。
これまで世界では誰も成功できなかった「歯肉を切らずに、歯周組織を縦に再建し良好な結果を得る」ことを、秋山先生は可能にされました。その実績は、顕微鏡歯科治療の未来を切り拓いたといえます。
切らずにできる、顕微鏡歯周治療
従来の歯周病治療は、「感覚に頼った治療」か、あるいは「歯肉を大きく切って行う外科的な治療」が中心でした。
そのため、感染源を十分に除去できずに再発を繰り返すケースや、逆に切開によって健康な歯茎が失われてしまうケースも少なくありませんでした。
当院では、こうした課題を解決するために、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた歯周再生療法「G-SAF」を学んでいます。
秋山先生が開発された特殊な器具で感染源を確認・除去し、失われた歯周組織の回復を目指します。
再生材料との組み合わせ
感染源を徹底的に除去した後に、エムドゲイン(歯周組織再生材)を歯根表面に塗布することで、歯周組織の再生を促進できます。
エムドゲイン®は、Institut Straumann AGの登録商標です。
川口歯科医院の取り組み
G-SAFは簡単な治療ではなく、非常に高度な技術を必要とします。
私自身も秋山先生から学び、この治療を正しく行えるように日々研鑽を積んでいます。
患者さんに「新しい選択肢」を提示できるよう、責任をもって取り組んでいます。
参考Case Study
もっと詳しく知りたい方は、G-SAF法を開発された 秋山勝彦先生の患者さん向け動画 をご覧ください。
マイクロペリオよくある質問FAQ
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Q本当に歯肉を切らずに治療できるのですか?
はい。G-SAF法は顕微鏡と特殊な器具を使うことで、歯肉を切らずに歯周ポケットの中を直接確認しながら感染源を除去できます。従来は不可能と考えられてきた方法ですが、秋山先生が開発され、実際に良好な結果が報告されています。
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Q痛みや腫れはありますか?
従来の歯周外科手術と比べると、歯肉を大きく切らないため痛みや腫れは大幅に軽減されます。個人差はありますが、患者さんの負担はかなり少ない治療です。多くの患者さんが「思ったより楽だった」とおっしゃいます。
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Q誰でも受けられる治療ですか?
歯周病の状態や喫煙、全身の健康状態によって適応が変わります。
すべての方に行えるわけではありませんので、まずは診査・診断を行い、可能かどうかを見極めてからご提案いたします。 -
Q再発はしませんか?
歯周病は生活習慣やセルフケアとも深く関わっています。
治療前にセルフケア指導を行い、治療後もメインテナンスを続けることが歯を守るカギとなります。 -
Q保険は使えますか?
G-SAF法は高度で特殊な治療であり、保険診療の範囲外となります。
自費治療として行っていますが、その分、顕微鏡を使った精密で安心できる治療を受けていただけます。 -
Q他院で「抜歯」と言われましたが、歯周病の治療はできますか?
状況によっては可能です。
歯周病が原因で「抜歯」と診断された歯でも、G-SAF法により歯肉を切らずに感染源を直接確認・除去できる場合があります。
ただし、すべての歯を必ず残せるわけではありません。
精密検査を行い、残せる可能性があるのかどうかを見極めたうえで、最適な治療方法をご提案いたします。