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「歯を抜かない治療」についての考え方を公開しました
当院の診療方針である**「できるだけ歯を抜かない治療」**について、考え方をまとめたページを公開しました。 抜歯やインプラントを勧められ、「本当に他の選択肢はないのだろうか」「一度、別の視点から確認してみたい」そう感じている方に向けた内容です。 顕微鏡を用いた精密な診断、時間をかけた説明、セカンドオピニオンという選択肢についても触れています。 抜歯に迷われている方は、 参考としてご覧ください。 ▶︎ 歯を残すための考え方はこちら
2026.01.22 お知らせ
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抜歯と言われた方へ|大牟田 川口歯科医院
抜歯したくない方へ ― 歯を残すという選択肢 ―― 抜歯と言われた方へ、当院の考えとできること 「この歯は抜くしかありません」そう言われて、不安な気持ちのまま当院を受診される方が少なくありません。 確かに、歯の状態によっては抜歯が最善となるケースもあります。しかし一方で、本来は残せた可能性があった歯が、十分に検討されないまま抜歯に至っているケースがあるのも事実です。 当院では「何が何でも歯を残す」ことを目的にはしていません。けれど、抜歯という選択に進む前に、本当に他の可能性が残されていないのかを、丁寧に確認することを大切にしています。 なぜ「抜歯しかない」と言われることが多いのか 歯を残せるかどうかの判断は、実はとても繊細です。 歯の中の感染の広がり方、ヒビや破折の有無、根の形や長さ、過去に行われた治療の内容――これらは、肉眼や限られた視野では正確に把握することが難しいことが多くあります。 現在の保険診療は、戦後に整えられた制度を基盤としており、限られた時間の中で、多くの患者さんに均一な医療を提供することを目的として発展してきました。そのため、診断や治療に十分な時間や視野を確保することが難しく、結果として「見えない部分は安全側に判断する」という流れが生まれやすい構造になっています。 その延長線上で、抜歯 → ブリッジ → 義歯という治療の流れが、選択されやすくなることも少なくありません。 これは決して、保険治療や担当医の判断が間違っているということではありません。制度上、やむを得ない判断であることも多いのが現実です。 ただ、問題となるのは、「本当に歯を残す選択肢がなかったのか」を、十分に“見た上で”検討できていない可能性があるという点です。 当院では、顕微鏡やCTを用いて視野を確保し、時間をかけて状態を確認したうえで、抜歯以外の選択肢が残されていないかを慎重に検討します。 歯を残す方法を考える 当院の診療の中心にあるのは、顕微鏡(マイクロスコープ)による精密な診断と治療です。 すべての治療を顕微鏡下で行う CTと併用し、歯の内部・根の状態を立体的に把握する 感覚や経験だけに頼らず、「確認できた事実」をもとに判断する これにより、「抜歯以外の選択肢が本当に残されていないのか」を、可能な限り客観的に検討します。 また、治療内容は動画を用いて説明しています。実際に見ていただくことで、「何が問題で、何ができて、何が難しいのか」を共有するためです。 歯を抜かないためにできる治療(精密根管治療・外科的歯内療法) 精密根管治療 歯の内部の感染を徹底的に除去し、再発を防ぐ治療です。顕微鏡を用いることで、従来では見逃されやすかった感染源まで確認できます。👉 [精密根管治療について] 外科的歯内療法 通常の方法では改善が難しい場合に、歯の根の先端から直接原因を取り除く治療です。「抜歯しかない」と言われた歯でも、選択肢となることがあります。👉 [外科的歯内療法について] ※ もちろん、すべての歯が残せるわけではありません。保存が難しい場合には、その理由も含めて正直にお伝えします。 抜歯を迷ったときのセカンドオピニオン 抜歯やインプラントを勧められ、「本当にそれしか方法はないのだろうか」「できれば歯を残せる可能性を確認したい」そう悩まれている方は、決して少なくありません。 当院には、「抜歯と言われた」「インプラントしかないと言われた」という説明を受けたあと、迷いや不安を抱えて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。 そうした声にお応えするため、当院では通常の診療とは別に、セカンドオピニオン外来を設立しました。 当院のセカンドオピニオン外来は、「前医の治療を否定する場」ではありません。 本当に抜歯しか選択肢がないのか 他の方法を選んだ場合のメリット・デメリット 歯を残した場合に起こりうるリスク これらを整理し、納得して選択していただくための場です。 迷うことは、決して悪いことではありません。👉 [セカンドオピニオンについて] 時間を取ったカウンセリングを行う理由 当院では、1日の患者数を制限し、時間を取ったカウンセリングを行っています。 歯の治療は「何をするか」以上に「なぜそれを選ぶのか」が重要だからです。 どこまで治療を望むのか どのような将来を考えているのか 不安に感じていることは何か これらを共有せずに、良い判断はできないと考えています。 大牟田で歯を残す治療を行う歯科医院として 歯を抜くか、残すか。その判断は、患者さんの人生にとって決して小さなものではありません。 当院は「歯を抜かない歯医者」を名乗るために、歯を残しているわけではありません。 抜歯という選択をする前に、本当にそれしかないのかを、責任をもって考える歯科医院でありたい。 そう考えています。 もし今、抜歯と言われて迷っているのであれば、一度立ち止まり、別の視点から確認してみるという選択肢があることを、知っていただければ幸いです。 当院では、すべての患者さんに対して、十分な治療時間と、納得いただくための説明の時間を確保することを大切にしています。 そのため、治療の質を守る目的から、1日に拝見できる患者さんの数をあえて制限しています。 結果として、当院は完全予約制となっており、初めて受診される方には、ご予約までお時間をいただく場合があります。 これは「多くの患者さんを診るため」ではなく、一人ひとりに責任を持った診療を行うための選択です。 お待たせしてしまうこともありますが、その分、落ち着いた環境で、時間に追われることのない診療を心がけています。 抜歯やインプラントと言われ、判断に迷っている方は、まずはセカンドオピニオンとしてご相談ください。👉 [セカンドオピニオンはこちら] すでに当院での治療を希望されている方は、下記よりご予約をお願いいたします。👉 [治療希望のご予約はこちら]
2026.01.22 歯を残すための考え方
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年末年始 休診のお知らせ
いつも当院にご来院いただき、誠にありがとうございます。年末年始の診療日について、下記のとおりお知らせいたします。 ■ 年末年始の診療日程 12月29日(月):午前診療 12月30日(火)〜 1月3日(土):休診 1月4日(日):休日当番医 1月5日(月)より:通常診療 ※ 12月30日〜1月3日まで休診 となります。 休診期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。緊急の場合は、休日当番医の受診をご検討ください。 本年も多くの方にご来院いただき、心より感謝申し上げます。来年も、患者さま一人ひとりに丁寧で誠実な診療を心がけてまいります。 どうぞ良いお年をお迎えください。
2025.12.25 お知らせ
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【お知らせ】12月の新患受付について
これまで新患受付を一時停止しておりましたが、キャンセル等により予約枠に調整が可能となったため、12月の新患受付を一度再開いたしました。 その後、ご予約が想定以上に集中したため、現在は12月の新患受付を再び停止しております。 すでに当院に通院中の患者様につきましては、これまで通りご予約・通院が可能です。治療の継続やメインテナンスにつきましては、通常通り対応しておりますのでご安心ください。 初めて当院を受診される方(新規の患者様)につきましては、年明け以降のご案内とさせていただいております。新患受付を再開する際は、当院ホームページにて改めてお知らせいたします。 診療の質を保つための対応となりますこと、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2025.12.19 お知らせ
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【症例紹介】サイナストラクトと上顎洞炎を併発した歯 ー外科的歯内療法により症状が改善し、歯を残せたケースー
なぜ、歯内療法(根管治療)に「外科的治療」が必要になることがあるのか 「根管治療をすれば、歯の中の感染はすべて取れる」そう思われる方が多いかもしれません。 実際、多くのケースでは精密な根管治療だけで治癒します。しかし中には、どれだけ丁寧に根管治療を行っても、症状が改善しない歯が存在します。 その理由は、感染の原因が“歯の中”だけではない場合があるからです。 歯の治療は「家の中」だけを掃除しているわけではありません 根管治療は、例えるなら家の中に入り込んだ菌を、徹底的に掃除して密閉する治療です。 歯の治療は「家の中」だけを掃除しているわけではありません 根管治療は、例えるなら家の中に入り込んだ菌を、徹底的に掃除して密閉する治療です。 しかし、問題が 家の外壁や 地面の下 にまで広がっている場合、家の中だけをいくら掃除しても、完全には解決しません。 歯も同じで、 歯の中(根管) 歯の外側(根の先のまわり) の 両方に原因があるケース が、実際に存在します。 そこで必要になるのが「外科的歯内療法」です 外科的歯内療法とは、 歯ぐきの外側から 問題のある根の先を直接確認し 感染源を取り除く治療 です。 決して「最初から行う治療」ではなく、歯を残すために、どうしても必要な場合に選択される治療です。 抜歯を避けるための「最後の一手」 外科的歯内療法は、 抜歯してインプラントにする前に ご自身の歯を残す可能性を最大限に探る ための治療です。 「もう抜くしかない」と言われた歯でも、条件が合えば保存できる可能性が残っていることがあります。 当院の治療方針について ▶︎当院のコンセプト 患者さんの主訴 「歯ぐきから膿が出る、腫れている」 「噛むと痛い」 「鼻の横を押さえると痛い 初診時の状態 上顎(4番5番)に**サイナストラクト(膿の出口)**を認めました レントゲン・CT検査にて 根の先の大きな病変 上顎洞粘膜の肥厚(上顎洞炎)を確認しました サイナストラクトとは? サイナストラクトとは、歯の根の感染によってできた膿が、歯ぐきに出口を作って排出されている状態です。 一見すると 痛みが少ない 腫れが引いたように見える こともありますが、感染そのものが治ったわけではありません。 なぜ上顎洞炎を併発したのか 上顎の奥歯の根は、上顎洞と非常に近い位置関係にあります。 そのため、 根の先の感染が長期間続く サイナストラクトが慢性化する ことで、歯の感染が上顎洞に波及し、歯性上顎洞炎を引き起こすことがあります。 治療方針の説明 今回のケースでは、 非外科的な再根管治療と外科的歯内療法(歯根端切除術)のメリットデメリットを説明 患者さんと十分に相談のうえ 外科的歯内療法(歯根端切除術) を選択しました。 「可能であれば歯を残したい」という患者さんの希望もあり、歯を保存する治療を優先しました。 外科的歯内療法とは 外科的歯内療法は、 歯ぐきから 根の先の感染組織を直接確認し 感染源を取り除き 根の先を封鎖する治療 です。 当院ではCT、マイクロスコープ、超音波器具を使用し、必要最小限の侵襲で行います。 治療後の経過 サイナストラクトは消失 腫れ・違和感も改善 CTにて上顎洞粘膜の改善傾向を確認 術後 経過観察時 経過観察を行い、治りを確認したのち最終的な被せ物を装着しました。 今回の症例からわかること サイナストラクトがある=治っている、ではない 症状が軽くても、内部では感染が進行していることがある 状態によっては外科的歯内療法が有効な選択肢になる という点です。 これからもこの歯を長く残せるように、慎重に経過を追っていきます。 費用について 本症例で行った治療は、保険適用外(自費診療)となります。 費用の目安(税込) 外科的歯内療法(歯根端切除術): 小臼歯1本:132,000円 ファイバーコア: 33,000円 ※歯の状態・感染の程度・難易度により費用は異なります。 ※2025年12月現在の費用になります。治療後精密な被せ物(自由診療)が必要な場合があります。 ※治療前に、必ず内容と費用をご説明します。 当院の外科的歯内療法について ▶ 外科的歯内療法について 治療に関する大切なお知らせ ※本症例は、実際に当院で行った治療例の一つです。※治療結果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。※歯や骨の状態によっては、同様の治療が適応とならない場合があります。※症状によっては、抜歯が最適な治療となるケースもあります。※本ページは治療内容の理解を目的とした情報提供であり、治療効果を保証するものではありません。
2025.12.21 歯根端切除術症例紹介
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